「下げ振り」と「ハンター×ハンター」「ロルフィングのたちばな」

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6.「下げ振り」と漫画「ハンター×ハンター」

2013.2.26(火)

「下げ振り」という鉛直方向を確認する道具があります。
↓の画像を参照


つまり「重りを糸でつるしたもの」という理解でよいと思います。この「下げ振り」が重力を感じるのに非常に役立ちます。

糸の先を持ち重りを垂らすと重力が働く方向を必ず指示します。この時の重りが地球から引っ張られる感覚を自身の身体にあてはめると身体の感受性によりその質は異なりますが、身体の力がみるみるぬけていきます。

また、糸が指し示した重力の方向を見ながらスクワットを行うと身体の軸が整います。ウェイトトレーニングなどの高負荷でも役立つでしょう。

ロルフィングのコンセプトは「重力との調和」ですが、そのコンセプトの大切さやどれだけ本質的なものであるかが痛感できる瞬間です。

人間の脳にはもともと重力の方向である鉛直方向や、重力の方向と垂直である水平な線だけに反応する神経細胞の存在が確認されています。それだけ人間がバランスをとるには外部の情報が必要だということですが、そしてそれは視覚だけでなく、イメージを使った体内感覚にもあてはまります。

この「下げ振り」を垂らして重力の感覚で遊ぶことにより体内感覚にも変化がでるので身体に変化を及ぼします。


話は変わりますが漫画「ハンター×ハンター」には面白い記述があります。

それは13巻、123ページのクラピカがゴンに「どんな修行をしたのか?」と質問されての返答に関してです。

一部引用します。

・・・・・・引用開始・・・・・・

「まず、鎖を具現化しようと決めてからはイメージ修行だな」

「最初は実際の鎖を一日中いじくってたな」

「とにかく四六時中だよ」

「目をつぶって触感を確認したり何百回何千回と鎖を写生したり、ずーっとながめてみたり、なめてみたり、音を立てたり、嗅いでみたり」

「鎖で遊ぶ以外何もするなと師匠に言われたからな」

・・・・・・引用終了・・・・・・

この「ハンター×ハンター」には身体の開発に関しても色々あてはまるような記述があり今回のもまさにそうです。

漫画なので現実の世界とは異なりますが、それでも共通する点があります。

「下げ振り」をいじくって重力の感覚が明確になると、自身の重心が地球からひっぱられる感覚と天から重心が吊られる感覚を手に入れることができます(これが中心軸の感覚)。実際にこのような身体の使い方ができると下腿の太い骨(脛骨)で立てたり、身体に意識をむけることにより力がぬけるようになります。つまり、自由な身体への始まり。

重力の感覚がわかればあとは身体を統合させるエクササイズで中心軸を定着させていきます。ちなみに、このエクササイズには道具は必要ありません。

もちろん、その土台となるには身体の感受性や身体の各部位の吊られる感覚、脱力などまた別の要素が関係しています。それでも、早い段階で重力の感覚を知っておくのは大切だと思います。

一般の方ならこの統合のエクササイズが身体のメンテナンスに役立ちますね。

アスリート、ダンサーはさらに洗練させていく必要があります。

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ムーブメント5シリーズを修正・加筆しました。

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