ランナーの為のロルフィング効果

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8.【記事】ランナーの為のロルフィング

2013.2.27(水)

ロルフインスティチュートのサイトにあった2003年の雑誌?「ROCKY MOUNTAIN SPORTS」の英文記事の翻訳です。


・・・・・・・翻訳開始・・・・・・・

「ランナーの為のロルフィング」
あなたの身体を整えることは、ストライドを強くすること。

by Darrin Eisman

新しいシューズを試したり、時々休んだり、サポーターを使っても、ランニングが快適でないと感じることはないだろうか?

一見、快適に走ることとは無関係と思われるケガや違和感、痛みに悩むことがあるけども、本当に無関係なのだろうか?

Debra Kuresmanによれば、その質問の答えは「NO」なりそうだ。

20年以上にわたるロルフィングの経験では、Kuresmanは自信をもって次のように語る。

「生まれつきのランナーはほんの少数で、残念ながら大抵の人はその幸運を受けていないんです。」


ストラクチュラル・インテグレーションとしても知られているロルフィングは1950年代にアイダ・ロルフ博士によって開発された。

ロルフはロックフェラー大学の生化学者だったが、「筋膜」もしくは「結合組織」を整えることにより身体は最適なアライメントにすることができると信じていた。

ロルフィングは通常身体全体に働きかけ、ケガによる代償的な作用(最初の原因とは無関係に思える部位のバランスを欠いた状態)を取り除く。

ロルファーは身体に起こっていることをイメージとして伝えるのに、一山のブロックに例える。

まっすぐにブロックを積み重ねると、重力に完全にバランスのとれた状態になる。もし、1つのブロックがズレるとその上の全てのブロックはあらゆる方向に中心から外れることによりバランスをとらなければならなくなる。

この安定性を欠いた塔は立ち続けることができるかもしれないけども、ぐらついて倒れる危険性がものすごく高くなる。

ブロックの山のように、ランナーの身体は重力と絶えず戦っている。ランナーは一歩一歩進む度に身体を通して衝撃を伝えている。そしてランニングの反復性運動の特性により、構造の弱点が明らかになる。

別のブロックがアライメントからズレた最初のブロックとバランスをとらなければいけないのと同様に、身体の別の部位がアンバランスになった部位を補う必要がある。

ロルフィングは「手技」と適切な「動きを使った教育」の組み合わせによりこれらのパターンを解くことを目的としている。

傍目にはロルフィングはマッサージにとてもよく似ているように見えるけども、ロルファーは「実際にはマッサージと大きく違うんだ」と言うだろう。

マッサージは身体を部分部分に分けて扱っており、反復的な刺激を加えることによって筋肉に働きかける。

一方、ロルフィングは身体全体を見ている。ゆっくりとした持続的な圧を使い、ロルファーは「筋膜」を整えることに集中している。

筋膜はプラスティックに似ている。形を変え、その変化を保つことができる。

「ロルフィングの目的は身体を整え、身体が本来あるべきポジションに戻すことなのです。」とKuresmanは語る。

ロルフィングは一般的に、10回の連続したセッションで構成されている。理想的なのは、10週間にわたり1週間に1度の頻度で受けることとされている。その後は必要とされた時にメンテナンスとしてセッションを受けることになる。

ロルファーは、最初のセッションでは立ち姿やワークルームを歩く姿を観察する。それから、半世紀前にアイダ・ロルフ博士によって考えられた専門的な手順にそってセッションは開始される。そして、各セッションにはテーマが設定されている。

ボルダーでセッションをしているKimberly Johnsonは次のように語る。「セッションがどのように行われるかは、クライアントのニーズとともに、ロルファーの考え方により変わります。」

Johnsonは、1〜3回セッションを受けてから残りのセッションを受けるかどうかを判断することを勧めている。

始めの3回までのセッションは独立したセッションになる。このセッションの中でロルファーとの良好な関係を築けるか、このロルファーでよいのか、ロルフィングを受ける必要があるかを判断するよい機会になる。

4回目のセッションを受けることに決めたなら、長い旅の始まりである。4回目のセッションと5回目のセッションは元々1つのセッションだったものを2つに分けたものだ。

残りの7回目のセッションまではロルフ博士が考案した、それぞれの重要視されるテーマがある。しかし、8〜10回目のセッションは統合の時間になり、個人のニーズに照らし合わせバランスをとるように行われ、大きな変化を目的とはしない。

Kuresmanはロルファーになってから24年になる。彼女は大抵の人はケガや身体の問題を解決させる為に、ロルフィングのようなボディワークに引き寄せられると語る。

しかし、Kuresmanは身体を痛める前にロルフィングを受けることを勧めている。「このほんの少しの予防対策があなたのパフォーマンスを向上させ、回復力を高めます。そして、ランニングにより将来起こるかもしれない身体の不調の芽を取り除きます。」と彼女は語る。

でも、ロルフィングの料金は安くはない。1回のセッションあたり通常75〜125ドルかかる。スポーツマッサージの約2倍の料金だ。そして、必ずしも快適ではないかもしれない。ロルフィングを受けた少なくとも6人に1人は施術時の痛みについて話題に出す傾向がある。


Johnsonはロルフィングのセッションには強烈な痛みが伴うことを認めている。しかし、痛みの程度はクライアントの感受性やワークされている部位の緊張度によっても異なる、とも語る。

ロルフィングの目的は緊張を解くことだ。「その変化はワーク時の不快感が問題にならないほど、とても大きく、明らかです。」とJohnsonは語る。


元 Saturn cyclist Julie Hudetzは1998年にロルフィングの10セッションを経験しており、その手技はディープティシューマッサージとよく似ていると表現している。しかし、彼女は次のように語る。「ロルフィングは十分に受ける価値があるわ!!」と。

コロラドだけでロルファーは120人以上もいる。読者の近くにもいることだろう。今こそあなたの未来に投資してみてはどうだろうか

・・・・・・・翻訳終了・・・・・・・

海外の記事なので現在の日本の状況とは異なる記載があります。

ワーク時の「痛み」に関してですが、日本ではかなり優しいタッチを用いますのでそれほど強烈な痛みを受けることはないと思います。むしろ、適度に心地よく眠ってしまうことが多いと思われます。


>ランニングにより将来起こるかもしれない身体の不調の芽を取り除きます。

この部分は特に強調したいですね。ほんと身体のアライメントがととのい、身体の力が抜けてくると身体への負担がかなり減少します。反復性ストレスにより身体を痛めてから手技療法を受けるケースが多いと思いますが、ロルフィングの本当の効果というのは効率的な動きを身につけることによるケガの予防にあります。

ランナーに限りませんが、ケガをする前の身体へ投資していただきたいと思います。

2015年8月28日(金)
ムーブメント5シリーズを修正・加筆しました。

2015年4月13日(月)
●コラムに45.【身体】正しい【立ち方】を追加しました。

2015年4月12日(日)
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2014年1月31日(金)
ダンサーの為のロルフィングページを追加しました。

2014年1月25日(土)
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2013年11月3日(日)
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2013年9月17日(火)
●おススメ本に13.『ホンダ イノベーションの神髄』を追加しました。

2013年9月16日(月)
●コラムに41.身体のゆがみ:O脚のメカニズムを追加しました。